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後悔しない家づくりの心得

ムシムシした湿気を吸ってくれる?!無垢材のパワー 23年03月12日

住宅建材やインテリアに使用される木材には、質感の魅力や自然素材であることの安心感だけでなく、肌に伝わる温もりや香りなど、多くの効能が備わっています。

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「木の調湿作用」は、無垢材を使用するにあたっての最大の特長といえます。今回はこの無垢材の特徴についてお話してみたいと思います。

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1.『木』は、木材となってもちゃんと呼吸をしている

「木は呼吸している。」と、言われても私たち人間の様に空気を吸ったり吐いたりする呼吸とは少し違います。周囲の温度や湿度に合わせて空気中の水分を吸ったり吐いたりしているという意味で、『呼吸している』と表現されています。

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注目すべき点は、切られて木材に加工されてもなお、この『呼吸』を続けているという点ではないでしょうか。乾燥した木材は自然に湿気を吸収・放出を繰り返し、室内の湿度を調整しています。という事は、部屋の中が乾燥している状態だと、木の中に含まれている水分を吐き出して縮み、逆に湿気の多いときには、余分な湿気を吸収して膨らむという事になります。こうした現象が『木材は生きている素材』といわれる理由でもあります。

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2.木材の水分保持能力は、空気の数倍とも言われている

ここで、空気と木材の水分を保持する能力を比較してみましょう。例えば、8畳ほどの部屋で室内の温度が25℃のときに、室内の空気が含むことができる水蒸の量(飽和水蒸気量)は、厚さ4㎜で1平方メートルの広さの無垢材が飽湿したときの水分量に相当します。

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要は空気中の湿度を保つ力よりも、無垢材の湿度を吸収する力の方が大きいので、木材中からの水分の出入りだけで室内の湿度を適度にコントロールする事ができるのです。

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木材中に含まれている水分量は、含水率」という指標で表されます。含水率が高いということは多量の水分を含んだ状態であり、低いということは水分を吐き出してしまった状態となります。木材の膨張・収縮の動きは、この含水率によって異なります。

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森の木は多いもので200%という含水率のものもあります。家づくりで使用する木材は、15%程度に下げなければなりません。

当社で使用している『音響熟成木材』は、不必要な水分だけを抜いて、木の命となるエキスや油分はそのまま残しています。厳しく管理し、高品質の木材だけを選んでいるため、ほとんどの材が芯割れしませんし、大きく反ったり曲がったりしている材も少なく、木目に逆らって削っている逆目が起こりません。

全てにおいて安全だと認められた材料のみを採用しています。

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3.無垢材と集成材は加工の仕方が違うので『木の呼吸』も変わる

無垢材は山や森で育った自然の木から切り出した板や角材の事を指しますが、それに対して集成材は接着剤で繋ぎ合わせられた材料になります。

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小さな材料に切った後、接着剤で貼り合わせた集成材は、木と木の間に接着剤の層ができてしまうため、木が上手く「呼吸」できなくなってしまいます。
集成材は『木としての呼吸』ができない為、調湿効果は難しくなってしまいます。しかし無垢材は「木としての呼吸」をもちろんしますので、当然ですが、調湿性に優れる事になります。

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いかがでしたか?

無垢材は室内の湿度を調整し、常に快適な空間を提供してくれる材料です。しかし、それゆえに起きてしまう膨張・収縮という"動き"が生じるという特性もありますので無垢木材の特性を理解し、施工できる会社をしっかり選んだ上で、うまくつきあっていただけたらと思います。

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