後悔しない家づくりの心得
住めば住むほどよくなる家 24年08月31日
建造物は必ず建てたその瞬間から劣化をし始めていきます。もちろんですが建ててお引渡ししたその瞬間からどんどん朽ちていってしまいます。
そして長く住まうためにはメンテナンスをしていかなければなりません。
最近では人生100年時代と言われていますし、家を建てたからには末永く自分の家で快適に過ごしたいと思うのは当然ですので、そんな事を言われてしまったらかなり不安に思ううのではないでしょうか。
では「住めば住むほどよくなる家」とは一体どんな家なのでしょうか?今回はそんなお話をしていこうと思います(*^-^*)
素材によって決まる「良い家」
工業製品としての木質系材料に対し、本物の木は「無垢材」と呼ばれます。
木をスライスして化学糊で貼り合わせた「集成材」や「合板」は、ひとつひとつにクセのある木材と比べて均質で扱いやすいため、世間に多く広まりました。
人工的につくられた素材ですので劣化していくのは自然な事だと思います。
しかし、それに比べて無垢の木の家というのは本来ある「木」そのものですので劣化と言われる捉え方が変わってきます。
木の場合ですと、木自体がどんどん乾燥していきます。しかし「木は呼吸」する素材ですので、長い年月をかけて進化していきます。
「時間が経つほどに深まる」「味が出てくる」などという言葉で例えられる事が多いかもしれませんね。
建てて間もない真新しい木の家は明るく、清々しい感じがしてよいのものですが、長く住み続けるにつれ、木の肌合いは色艶が深くなり、より落ち着いた雰囲気や味わいを醸し出すようになります。
そして、見た目や風合いもさる事ながら、木の家というのは完成した時から長い年月をかけて乾燥していき、木本来の木の強さが増していくので年々その価値を増していくのです。
世界一古い木造建築物は日本の建物
現存する世界一古い木造建築物として有名なのが法隆寺です。
建設年は607年で、同じ敷地内にある「五重塔」が世界でも最古の建物のようです。
木で作られた建物は、大工の技術と共にメンテナンスをしっかりしていけば末永く価値を保ち続ける事ができるという大きな証明となりますね。
木と木を扱う大工の腕が家の価値を決める
すぐれた技と知恵があってこそ、木のよさを最大限に活かした家ができあがります。
本物の木=無垢材であり、無垢材での木の家づくりを実現するには一本一本異なる木の性質を見抜いて、適切に用いる判断力と技術をもった大工がいなくてはなりません。
それこそが、私ども「設計工房イズム」の本領を発揮できる所です。
ぜひ末長く快適に住むためにも設計工房イズムに安心して、お任せくださいね(*^-^*)