後悔しない家づくりの心得
木材について-【木材の特徴③】 23年02月17日
木材について【木の良さとは?その①】◀◀読んでない方はコチラから順番にどうぞ♪
木材について【木の良さとは?その②】◀◀読んでない方はコチラから順番にどうぞ♪
木はたくさんの素晴らしい特徴を持っています。今回は木の特徴をお話していきたいと思います。木の良さとして共通しているのは、押し潰す、曲げる、引っ張るといった力に対しては意外な強さを発揮するという事です。
特に繊維(縦)方向の場合は、同じ比重で比べると鉄と同じかそれ以上の強さを持っています。
つまり「軽くて強い」のです。この事から、各種建築材料としてはもちろんのこと、船の構造材や、変わったものでは飛行機の部品としても使われています。
また先ほどお話しした「適度に柔らかい」ことも、木自体が持つ細胞壁のおかげです。外から衝撃や震動が有ると、この細胞壁の構造がクッションとなり、木材全体でしなやかに受け止めます。
このお陰で、木で出来た床を歩くと、反動が少なくて疲れにくく足の負担が少なくすんだり、万一転んでも、衝撃を吸収してくれるおかげで骨折などに至る可能性が(コンクリートなど、他の建材に比べて)低くなるのです。
この特徴を活かして、最近では木の床が児童・福祉施設、病院、教育関連施設などの床に採用されています。昔は木造建築物が主で木の床が一般的でしたが、次第に建築方式の多様化に伴いコンクリートや石、鋼鉄、合成タイル、ビニール性・ゴム系の素材など様々なものへと変化していきました。
しかしここに来て木のよさが再確認されて採用が増えており、木が再び見直されているのです。
更に木の良さとして有名なものが、木の熱伝導率の低さです。例えば床を素足で歩く時、また手で壁をさわった時など、ヒヤっと感じると思います。
この感覚は、同じ条件下では、木やコンクリート、鉄など物質によって感覚が全く異なります。
これは主に手足と物の間で移動する熱の量、つまり「熱伝導率」で決まるのですが、木はガラスやコンクリートの1/10、鉄と比較するとなんと1/330とも言われ、木は熱を伝えにくいのです。
つまり熱を急激に奪わないという事で、自分の温かさがそのまま自分に戻ってくる様な感覚になるため、温かく感じる、と言うわけなのです。
これも、木の細胞自体が孔(あな)だらけ、つまり多孔質がゆえの効果とも言えます。
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木材について【木の良さとは?その②】 23年02月13日
木というものには、さまざまな良さが有ります。それらは科学的にも証明されています。家の柱や壁、床などに無垢材の柱や板を使った場合、次のようなすばらしい効果があります。今回は、「木」そのものに焦点を当ててみようと思います。「木」本来の持つ特性や特徴を色々な角度から見て改めて良さをご理解いただけたらと思います。
木の良さについて-その①◀◀まだ見ていない方はコチラからお読みください(*^-^*)
7.木の持つ香り
それぞれの木が持つ、色やにおいの元になる成分です。木のにおいは人をリラックスさせ、集中力を高める効果があります。
木材の比重当たりの引っ張り強度は鉄の約4倍、圧縮強度ではコンクリートの10倍の強度を持ちます。他の素材(コンクリートや鉄など)と比べ、重さの割に強くて丈夫、さらには適度に柔らかいと言う事が言えます。
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木材について【木の良さとは?その①】 23年02月10日
木というものには、さまざまな良さが有ります。それらは科学的にも証明されています。家の柱や壁、床などに無垢材の柱や板を使った場合、次のようなすばらしい効果があります。今回は、「木」そのものに焦点を当ててみようと思います。「木」本来の持つ特性や特徴を色々な角度から見て改めて良さをご理解いただけたらと思います。
1.湿度を調節する(調湿機能)
部屋の湿度が少ないときは吐き出し、多いときは吸います。効果は緩やかなものですが、木と言う自然素材ならではの特徴です。「木材は呼吸している」と言われる所以です。
2.ダニなど有害な動物への効果
木の持つ独特な成分(匂いやあぶらに含まれます)によって、ダニが増えにくくなります。
3.断熱効果と蓄熱効果
厚みの有る木材は、それだけで高い断熱効果があります。
また、木材には熱を蓄える(蓄熱)効果もあります。夏は熱がこもる場合がありますが、冬場は逆に熱を溜め込む事により、木で出来た家は「温かい」と言われています。
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無垢材と集成材について②【特徴】 23年02月06日
前回のお話では無垢材と集成材がどんなものかをご説明しました。
無垢材と集成材について←見ていない方はまずはコチラからお読みください。
今回は無垢材と集成材の良い特徴についてお話したいと思います。
無垢材の良い所とは?
無垢材は天然木からつくられる木材。自然の風合いや美しい木目、香り、柔らかな肌触りなどが特徴です。
木目の表情や色味の微妙な違いが楽しめるので、床のフローリングや家具、室内の柱や梁などに使われることが多いと思います。無垢材の香りや色、強度などの特徴は、「どんな木を使っているか」によっても変わってきます。木材が本来持つ木の特徴や個性を生かして使用します。
無垢材はリラックス作用のほか、防虫・抗菌作用もあり、美しい木目も相まって、古くから人気がある要素のひとつです。
無垢材の最大の良い所は、体に優しい天然素材だという事だと思います。木材をつくる過程で接着剤などの化学物質を一切使用しておりませんので、過敏症などの健康障害の心配も少ないのが特徴です。
また、無垢材は調湿作用を持つという特長も持ち合わせています。夏は湿気を吸収、冬は湿気を放出し、室内の湿度を快適に保ってくれます。
湿気を吸って膨張する性質を活かし、小さな傷であれば自分で手軽に補修することもできます。
集成材の良い所
集成材は小さく切り分けた木の板や小角材を乾燥させ、接着剤で接合して必要な形・サイズに加工した木材の事をいいます。
無垢材のような調湿作用はありませんが、その分膨張や収縮が起こりにくいのが特長です。強度や品質が安定している木材のため、職人の技術に左右されにくく、扱いやすいという長所があります。
高級感のある木を使用する場合でも、木材全体に使われるわけではないので、無垢材と比べてリーズナブルに入手することができます。
集成材は人工的につくられた木材のため、素材となっている木の種類や使われた接着剤、加工した環境などによって強度が若干左右される場合があります。無垢材と比較すると、質感や味わいはやはり異なってきます。
接着剤には科学物質が含まれますので、化学物質の揮発(きはつ)で空気が汚染されることによって起こる健康障害「シックハウス症候群が心配」という声もありますが、
建築基準法に基づく「シックハウス対策に係る法令等」により安全基準が設けられ、厳格に管理をされています。しかし化学物質を使用しているという部分においてはシックハウス症候群の症状が起こらないとは言い切れないといわれているのが現状かもしれません。
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無垢材と集成材について① 23年02月03日
家づくりを考える際において、どんな素材で作っているのか聞きなれない言葉がたくさん出てくるかと思います。その中でも今回は「無垢材」と「集成材」についてお話していきたいと思います。家づくりをお考えの方に参考になれば幸いです。
無垢材とは
木造住宅を建てるときに使用する木材は、主に無垢材と集成材の2種類に分けることができます。
無垢材と集成材の違いとは、「1本の木から作られている木材かどうか」という点になります。無垢材とは、天然の木を切り出し、柱や梁、板など必要な形に整えて使用します。自然の風合いや木の香りが魅力で、床のフローリングや天井材など目に見える部分に使われることも多い木材になります。
集成材とは
対して集成材とは、細かく切り出した木材のピースを接着剤で接合し、必要な形に整えて使用します。複数の木材を接合させてひとつの部材としています。
加工がしやすく、建物の土台や柱、梁、床などに使われるほか、家具などにも使われ、建物に使われる集成材を「建築用集成材」、家具に使われる集成材を「造作用集成材」といいます。
その他
その他、家づくりで使われる木材には「突板(つきいた)」や「合板(ごうはん)」といったものもあります。突板や合板を簡単に説明すると、薄く切り出した木材を強力な接着剤で複数枚張り合わせた板材です。
表面には天然木や化粧板を貼り付けて木材の雰囲気を出しているものや、いろいろな色柄をプリントしているものなど種類も様々です。
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