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スタッフ日記

知らないと損をする、基礎コンクリートと水との関係 20年03月11日

今年の冬は本当に暖かい日が多かったですね。

寒さの厳しい通常の冬であれば、晴れる日が多いそうですが

今年のような暖冬では暖かさの代償なのか、雨の日が多くなるそうです。雨.pngのサムネイル画像

雨といえば、新築中の工事現場で、基礎の中に雨水が溜まっているのを見かけることがあります。

昔の私はその光景を見た時「大丈夫なのか?」と心配になったものです

( ゚Д゚)

建築のプロにとっては常識でも、一般人にとっては誤解だらけの「コンクリート」と「水」との関係。

FacebookのスタッフPageでも少々触れましたが、今回は家づくりで最も大切な基礎工事、とりわけコンクリートと水との関係について解説したいと思います。

河野邸2012.09.20 009.jpg   

1:コンクリートが固まる仕組み 

コンクリートの施工の流れはこうなります。

一般的に生コンと呼ばれるドロドロの状態で現場に搬入

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     クレーン車またはポンプ車で圧送

            ⇩

       型枠などに流し込み施工

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施工後、時間の経過とともに固くなっていき、打設日から28日で必要な強度以上になるように設計されています。

ミキサー車.pngのサムネイル画像

生コンは、乾燥して水分がなくなることによって固くなるのではなくコンクリート材料のセメントと水の「化学反応」で固くなります。

セメントを構成する化合物が、水と反応して新しい化合物になる現象「水和反応」と言います。その時できる新しい化合物「水和物」と呼びます。

この水和物は、コンクリートの材料である砂や砂利を繋ぎとめながら、どんどん生成されて強度を増していき、水和反応が終わるまで生成され続けます。

水和反応が完全に終わるまでには何十年とかかりますが、水和反応が終わる時点での最終強度を100%とすると、生コンを練り混ぜた後、約28日で80%くらいの強度となり、その後は徐々に強度が増すことになります。

コンクリートの強度の管理が28日で行われることが多いのはこのためです。

雨模様.pngのサムネイル画像

2:基礎コンクリートが雨に濡れた時の影響

① 土砂降り以外は「恵みの雨」となる

コンクリートは打設後に硬化が始まると乾燥が大敵になります。コンクリートの強度は、セメントと水の水和反応によって高まります。

打設後のコンクリートが乾燥した環境にあると表面から水分が取られて思うように強度が発現しません。ひどくなると表面にひび割れが発生してしまいます。

その為、打設後のコンクリートにとって雨で湿潤状態になることは、初期の強度を発現する上で良い環境なのです。

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② コンクリートにかけてあるシート類は、雨対策ではなく養生

建設現場で、打設後のコンクリートにブルーシート等がかけてあるのは、雨対策ではありません。

コンクリートを正常に硬化させるため、ブルーシートをかけて一定の湿度を保ち、乾燥させないためなのです。

散水をしても水が蒸発してしまわないよう、シートをかけているのです。

3:基礎コンクリートに雨が降っても問題ないケース

①コンクリートを打設する前に雨が降っている

問題なし 土工事の土汚れなどがきれいになって良いかもしれません。

②コンクリートを打設して数時間後に雨が降った

問題なし 前述のように散水して養生するくらいですから恵みの雨です。

③コンクリートを打設して数日後に基礎が雨で水浸し(プール状態)になっている。

問題なし コンクリートは水が浸透しにくい為、夏場など乾燥しやすい環境では散水では足らず、冠水養生といい、水を溜めて乾燥を防ぐ養生方法もあります。

ベタ基礎.pngのサムネイル画像

4:基礎コンクリートに雨が降ると問題があるケース

①コンクリートを打設中の降雨

問題あり コンクリートは求められる強度を必ず出すためにセメントと水の割合を計算して配合しています。

その為、コンクリートが硬化を始める前に水が足されるとその割合が崩れてしまうので、求めている強度が出ない場合があります。

②土間コンクリート仕上げ中の降雨

問題あり コンクリートは打設後、施工した表面をコテでおさえてきれいに仕上げる為、

その時に雨が降ってしまうと表面が荒らされる可能性があります。

家.png家2.pngのサムネイル画像

以上、コンクリートと水との関係をお話しましたが、少し難しかったでしょうか。

弊社では、雨の日にコンクリートを打設することはありませんが、予定日に降雨があればその分工期が伸びてしまいます。

工期の短縮を優先するか、家の安全性を優先するかは会社によりけりです。

完成したモデルハウスを見学することも良いですが、基礎工事の様子を見て回ることは、後悔のない会社選びのためにとても参考になると思います。

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