後悔しない家づくりの心得
湿気を放置するとどうなる?
湿度による健康被害や建物被害が出る事を【湿害】と言います。
健康被害としては、カビ・ダニ・ウイルス・細菌が増えたり、高湿度状態が日常的に続くと湿度そのものが健康に影響を与えることも多くなります。
建物被害としても、湿度が原因で結露が発生してしまい、建物を傷めてしまうという実害も発生しやすくなります。
家の中にこもった湿気を放置しているとどうなると思いますか?今回はそんなお話をしていきたいと思います(*^-^*)
まず最大の問題がカビの発生です。カビは室温25℃~28℃くらいが生育に最適な温度と言われており、梅雨時期は自然とカビにとっての好条件が揃いやすくなってしまう時期なのです。
カビは汚れが目立つだけでなく、においを放ったり、カビの胞子が原因でアレルギー症状を発症してしまったりもします。梅雨時期に、室内で干す洗濯物の生乾き臭といったものもこういった事が影響しているためです。
さらに湿気と室温の2つの条件がそろうことでそれらを餌にしている、ダニなどの害虫が増殖してしまい悪循環に陥ってしまうのです。
2025年6月28日
自然の素材のみでつくられた幻の漆喰
今回は設計工房イズムで採用している『幻の漆喰』についてご紹介したいと思います。
漆喰の種類
「漆喰」と「珪藻土」というものがあります。
- 珪藻土は湿気によるカビ・ダニの抑制はできますが、抗菌性はありません。
- 漆喰は強アルカリ性でカビの発生を抑制する働きがあり、高い抗菌性能があります。
普通の漆喰は年月をかけて少しずつアルカリ性から中性へ変化し、防カビや抗菌の効果は低下していくので長い年月で見るとどちらを使用しても最終的には同じような状態になります。
しかし「幻の漆喰」は独自の「光熱触媒」(表面に光が当たると酸化する)作用によって、室内の化学物質を吸着・分解し、住まいの空気や壁自体が半永久的に浄化されキレイを保ってくれます。
2025年6月14日
建築用語から生まれたことば【おもしろ雑学】
お友達と話をしていて、この用語の語源て何だろうとよく調べる事があるのですが
今回はその中でひとつご紹介したいと思います(*^-^*)
▲【木版画】喜聞『歌川豊国(三代) 士農工商之内 工』より
うだつがあがらない
「うだつが上がらない」という言葉を耳にしたことはありますか?実はこの言葉、江戸時代の建築用語から来ていました。
うだつとは、関西発祥の日本家屋に見られる設備です。
うだつは防火設備と説明されることが多いですが、始まりは中世から近世にかけて日本家屋の屋根が風であおられないようにおさえる目的で作られました。これが江戸時代になると、隣家からの火が自分の家に燃え移らないようにするための防火目的として利用されるようになりました。
しかし、当時うだつを上げるには相当な費用がかかりました。そのため裕福な家しかうだつを設置できず、「うだつが上がらない」という表現が、なかなか成功しない人や、ぱっとしない状態を指すようになったそうです。
2025年6月7日
新しい補助金が始まります【子育グリーン住宅支援事業】
【子育てグリーン支援事業】ってなあに?
2025年にスタートする子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ住宅取得のための補助金制度です。 省エネ性能の高い注文住宅の建築や、建売住宅の購入、一定の省エネリフォームを行う家庭に対し、国が補助金を支給します。
住宅補助金額は?
2025年の新築住宅の補助金は、GX志向型住宅で160万円、長期優良住宅で80万円、ZEHで40万円です。2025年の補助事業(子育てグリーン住宅支援事業)では、GX志向型住宅という新しい省エネ住宅の区分を創設し、補助の対象にします。居住中の住宅を解体し建て替える場合、長期優良住宅とZEHでは20万円加算されます。
子育てエコホーム支援事業の後継事業の位置付けとなりますが、対象や要件など変更点もいくつかあるため注意が必要です。
2025年5月24日
家選びの基準が法律で変わる??
新しく家を建てる時の基準が法律で変わるのをご存じですか?
近年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルの目標が掲げられています。
その達成のために、これからの家づくりに関してもさまざまな取り組みが行われています。
そして家選びの際に、省エネ住宅を選ぶのもカーボンニュートラルの取り組みのひとつなんです(*^-^*)
そもそも省エネ住宅って?
省エネ住宅とは、高断熱・高気密に作られ、エネルギー消費量を抑える設備を備えた住宅の事を言います。
2025年5月17日